濃霧対策編
五里霧中

霧が発生しやすい大分県域の高速道路の視界を確保するために。

大分高速道路事務所が管轄する大分~別府~湯布院及び日出JCT~速見間は、濃霧が多発する区間です。別府湾SAを中心に約20kmが特に多い区間で、20km=五里から五里霧中と題しています。

防霧対策を施した設備を配置しています。

景観にも配慮した、自動昇降式の防霧ネットを整備しています。

防霧ネット

濃霧が多発する日出ジャンクションから大分・速見インターチェンジにかけて、自動昇降式の防霧ネットを設置しています。ネットに向かって流れてくる霧粒を網で捕らえるとともに、霧の流れを変えて道路上の霧を薄くします。これにより濃霧内の視界が改善され、視線誘導灯や路上照明灯など、その他の対策との相乗効果も生まれて、走行時の安全性向上と通行止めの回避に貢献しています。この区間は、車窓から別府湾が一望できるなど風光明媚な道路であるため、美しい景観を損なわないよう、霧の発生時のみネットを上昇させます。

防霧ネットの仕組み

防霧ネット

晴天時

濃霧時

濃霧内の大分県域の高速道路を安全に走行していただくために。

安全対策設備

路線の形状や案内標識などの視認性を向上させるための設備です。

視線誘導灯

視程250m以下になると緑色のライトが自動点灯して濃霧の中での走行を誘導します。本線の左側路肩に概ね20m間隔で設置しています。

高輝度路面標示

車線からの逸脱に注意を促すため、道路の路面標示レーンマークに凸凹をつけています。

固定標識

霧に対する警戒を呼びかけたり、発生した霧の濃度を確認するための標識などを設置しています。

発光ダイオード(LED)案内標識

視認性を高めるため、案内標識の文字がLEDにより発光しています。

路上照明灯

視程250m以下になると黄色のライトが自動点灯して路上を照らします。インターチェンジ、サービスエリア、ジャンクションなど、本線の分合流部に概ね6m間隔で設置しています。

道路情報設備

濃霧の発生を素早く捉え、気象情報・道路情報を適確に伝達するための設備です。

監視カメラ(ITV)

夜間でも明るく映る監視カメラ(ITV)を設置し、霧の発生状況を監視しています。

道路情報板

本線、インターチェンジ入口付近、料金所入口、トンネル入り口付近で気象情報・道路情報を提供しています。

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